機神咆吼デモンベイン
ストーリー
 
科学と共に魔術理論が進歩した世界。
魔導技術によって繁栄を極めた大都市アーカムシティは、
恐るべき犯罪結社『ブラックロッジ』に脅かされていた。
稀代の大魔術師にして最凶最悪の魔人マスターテリオンを首領に掲げ、
『ブラックロッジ』の信徒は己が欲望のおもむくまま破壊と混乱を振りまく。
街を圧倒的なパワーで蹂躙する破壊ロボ。
邪悪な力を振るう強壮無双の魔術師たち。
そして最も深淵なる魔術によって招喚される最強の魔導ロボット
『鬼械神(デウス・マキナ)』。
何者も『ブラックロッジ』に抗える戦力を持ち合わせていなかった。
アーカムシティの守護者『覇道財閥』はそんな『ブラックロッジ』を打ち倒すため、
一体のロボットを製造する。
――デモンベイン。
魔術理論の粋を結集させた、最強のロボット。
しかし、デモンベインを起動するためには、力のある魔導書が必要だった。
しがない三流探偵の大十字九郎は、
覇道財閥の総帥・覇道瑠璃から魔導書捜索を依頼される。
過去のトラウマから魔術に関わる事を躊躇する九郎。
しかし、提示された報酬額はそんな思いを吹き飛ばすほどに魅力的だった。
魔導書を探す九郎の前に、『ブラックロッジ』に追われる少女アルが現れる。
なんと彼女は魔導書『アル・アジフ』の精霊だった。
逃走劇に巻き込まれる九郎。
そして逃げ延びた先、九郎とアルは街の地下に眠るデモンベインと出会うのだった。
ぶつかり合う魔術と魔術。鋼鉄と鋼鉄。
デモンベインと『ブラックロッジ』との戦いが今、幕を切って落とされた。
摩天楼に機神の咆吼が木霊する――!
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