デモンベイン立体化計画
Vol.5 (2003/11/14更新)

2mの鬼械神を召喚!!
D2 制作記録【1】 D2制作コンセプト

遂に正式に発動された“D2 Project”
その制作にあたり、巨大モデルのコンセプトが決定される。


当然ながら、立体の参考としては造形村原型師:大石 凡による
“デモンベイン立体造形”がメインとして使用される。
更に、ここから大型モデルならではの追加造形や、ニトロプラスによる
改修指定が入る事により未だかつて無い完成度を目指す。



デモンベイン 2mモデルにおける制作コンセプト



1.全体及び各部のサイズ

これはニトロプラス3Dグラフィックスチームのデータをもとに2mに拡大されたデモンベインのイメージである。
立体版とは各部のバランスが異なっているが、最終的な大きさは“頭頂高2m”として制作される。



2. D2での追加造形


2mというスケールを活かしてデモンベインのフェイスには設定どおりの透明なカバーを取り付ける。
この部分は、ロボットのデザインに並ならぬ拘りを持つニトロプラススタッフ陣が今回、特に望んだ追加造形箇所でもある。
GK版では再現できなかったこのような部分も見所。



3. D2での改修点


GK版は原型師:大石のアレンジにより本来のデザインとは異なる
形状となっていた足首より伸びる“脚部シールド”もでじたろうの指定のもと、形状改修及びサイドの幅がシェイプされる。
これにより全体の造形イメージが『機神咆吼デモンベイン』に登場する仕様に統一される事となる。


4. 重量及び展示の対策

全高2mともなればイベント会場における展示やセッティングも十分に考慮しなければならない。
その為、GK版では後方に長く伸ばしていた頭部の光線を下方に落す事によりできる限りマスのボリュームを抑える。
とは言え、光線の形状を多少変えたところで、デザイン自体がとんでもないボリュームである為、展示スペースの確保は困難が予想される。


5. 塗装イメージ

各ホビー誌で掲載されたGK版の完成品から更に、2mというスケール感を最大限に活かす為に専用の塗装処理を行う事が決定。
大型モデルの仕上がりとしては本来、単一色、単調による塗装が一般的だが、今回は特別にヴァージナルアート社より、模型塗装のプロ:太田資文と村川勝心が参加。デザイナー:にし〜のイメージをもとに直接エアブラシを手に最終仕上げを行う。





“D2 Project”には大型モデルの専門制作チームに造形集団である造形村、
模型制作のプロ:ヴァージナルアート社が加わり、
最終監修をニトロプラスが行うという鉄壁の布陣で進行。
大型モデルはその形状再現と仕上がりから、得てしてトイチックな印象を拭えないが、
D2はあらゆる面で本格模型的な完成度を目指す。



次回は制作される段階を解説とパーツの公開。


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